板金塗装・修理の料金サンプル（ドア廻り）

◆損傷状況◆
正に『エクボ』。知らない間に『あ！えっ？だれ？』よくあるケースですよね。。。
◆作業内容◆
購入されて間もない新車。しかもキズは無く板金をするまでもない。このようなケースは『デントリペア』での修理をお薦め致します。特にこの特別塗装色である『ソウルレッドプレミアムメタリック』は鮮やかさと深みを両立した塗装色なので、深いキズが付いていないのであれば、素材をそのまま生かす方が良いでしょう。
先ずはパネルの裏側からエクボ個所を押し戻す為に工具を入れる場所を探します。今回はフェンダーに近い場所でしたので、ドアハンドルを外す為のサービスホール（穴）より工具を差し込み、エクボを押し出します。その後、エクボの中心ではなくその周りをポンチで叩くことにより、凹んだ浮き出していきます。＃3000のカミヤスリで塗装面を整えます。その作業を繰り返していき画像のような仕上がりになります。『ボンチ』『カミヤスリ』と聞くと表面が激しく傷ついてしまうような印象を持つかもしれませんが、熟練度の高い職人が適度な加減で作業をすることにより元通りの状態に戻ってしまうのです。この業界の中では稀にみるデリケートな作業であると言えるでしょう。

工具を用いてエクボの押し出し作業↓↓↓

ポンチを用いてエクボを浮き出し作業↓↓↓

ペーパーで表面を整えます↓↓↓

完成です！エクボがまったく解りません↓↓↓

◆破損状況◆

左リヤドア後方部からリヤフェンダーのタイヤアーチ部にぬけるような 衝撃により、ドアのエッジ部が折れ、タイヤアーチ部のラインも変形してしてしまっています。

◆作業内容◆

修理パネルの隣接パネルであるリヤバンパーとサイドシルガーニッシュを取り外します。リヤドアは、板金をしやすくするため分解します。ドアのカラーモールは、脱着の際、再使用出来ないため新品交換いたします。リヤドア板金して最終的にパテで形を修正します。パテを研磨し面をしっかり出した後サフェーサー処理で仕上げます。
リヤフェンダーも同様にキズを研ぎ落とし入ってしまっている部分をスタッドで出し、ドアとのラインをしっかり合わせ修正していきます。最終的に薄くパテを盛り研磨して、サフェーサーで処理します。

塗装ブースにボディーを移動しマスキングをして塗装します。

塗装後に熱処理をし、組付けして塗装肌を整える程度のポリッシングをして修理完了です。

左リヤドア下部及びリヤフェンダーのタイヤアーチ部、
サイドステップの板金塗装
ドア、フェンダー、サイドステップともに深く凹んでいます。

＜作業内容＞

ドア、リヤフェンダー、サイドステップと3パネルが隣接している部分が
一緒に入ってしまって、基準となるパネルが無いため、比較的直しやすいドアから
出して行きます。ある程度引き出したら、サイドステップ、タイヤアーチと合わせて
行きます。最終的に3パネルの面を合わせ、無傷の右側面とも比べて板金作業を終了
します。
塗装作業では、きれいに仕上げるために障害となるリヤバンパーとテールレンズと
リヤコーナーパネルを取り外します。
リヤドアの水切りモールと、アウターハンドルも外しておきます。

修理部分にサフェーサーを塗装して研磨し、塗膜面を整えたら塗装ブースに移動して
塗装に入ります。
塗装後、熱を加え塗膜を硬化させたら塗膜面の肌を調整する程度の磨きをして
すべても部品を組み付けたら完成です。

主に右側面のフロントフェンダーからリヤフェンダーまでのイタズラキズです。
キズは深いですが、凹みはないので、キズを研磨してファフェーサーで隠ぺいして塗装
作業で修理可能のようです。

＜作業内容＞
フロントフェンダーからリヤフェンダーまでのパネルの付属品を脱着します。
フロントフェンダーには、フロントバンパーとヘッドライトが隣接しています。
フロントドアには、ガラスの部分にある水切りモールとアウタハンドル、
リヤドアにも水切りモールとアウタハンドルがあります。
リヤフェンダーには、リヤバンパーとテールレンズが付属しています。
以上の部品を取り外しますが、現車のは車体の下部には
生地色のオーバーフェンダーとドアガーニッシュが装着されていますので、取り外します。

これよりキズの補修作業に入ります。
キズを研磨してキズの段差をなくして、サフェーサーを塗装します。
ファフェーサーを研磨し、キズを完全に隠ぺいされたことを確認できたら、塗装面
以外をマスキングして、塗装します。
塗装後に熱を加え、塗膜が硬化しましたら肌調整の磨きをし、外した部品を組み付け完成です。

リヤドアのモール後を小板金、リヤフェンダーのタイヤ
アーチ部を板金。ドアウェザーストリップ、テールレンズ、
リヤバンパーは、マスキングにて塗装。